チャイナドレスとアオザイのKOLO
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氾濫するコピー製品(前半)

中国事情コラム

最終更新日:2017年4月4日 

はじめに

もう何年も前に中国に留学していた時、クラスメートから「中国のソフト は本当にいい。私の国ではこれを買ったら200ドルもするよ。」とか、 「あそこの店にソフトがたくさんあるよ。買ったソフトが不良品でも大丈夫だ。 安いからまた買えばいいよ。」などそのような話をよく聞きました。とにかく 中国のソフトは留学生に評判がよかったです。理由はコピーソフト(海賊版) なので、すごく安いからということなのですが、法律的にはもちろんコピー ソフトを売ることは知的所有権の侵害で違法行為です。

でも中国ではアダルトビデオ以外、基本的に取り締まりはなくて高級百貨店 のような店でもどうどうとコピーソフトが売られています。最近はコピー 商品のパッケージもよくなってきて、どれがコピーかも分からなくなって きました。値段は、コピーのゲームソフト、CD、VCD、コンピュータソフト などで差がありますが、大体1枚5元から15元の範囲で買えます。(1元=14円)。 たとえばマイクロソフトのWindowsやオフィスも7元ぐらいで売っています。 基本的に英語版か中国語版のみですが。

本来なら安く作ったコピー製品を高く売ることで、初めて違法行為としても やりたい人がいるものですが、中国の場合は人が多いということから、 同じ商売をする人も多く、何でも安売り競争が激しくてコピー商品を売って も消費者にとってはよくても、ビジネスとしては薄利であまり魅力がない のではと思います。海賊版CDやVCDを1枚売っても1,2元ぐらいしか純利益 がないという話です。

中国でも人気があるプレイステーション

私はプレイステーションをやらないので、ゲームのコピーソフトが多くて もあまり興味がないのですが、ゲーム好きが中国へ留学に来ると、安いの でいくつも買ってしまい、毎日ゲームにはまってしまうそうです。決して そういう人ばかりではありませんが。 中国のコピーのゲームソフトは日本語そのままになっているケースも多く (だから留学生に人気があります)、中国人は日本語を調べて、ゲーム の単語だけ意味を知っていることがあるようです。

中国ではゲームセンターも最近は結構多くて、日本語のマシーンもたくさん おいてあります。(ほとんど日本のものです)。ほとんどのゲームは日本語で説明が書いてあるので、よく分かるなと感心してしまいます。ずっと前 の話ですが、中国でもダンスダンスレボリューションが流行っていました。 忙しくてもう何年もゲームセンターには行っていないので、太鼓の達人 なども流行ってないか今度見てこようと思います。

中国で普及しているVCD(ビデオCD)  

ビデオを見るために、中国で一番普及しているのは、DVDでもビデオ テープでもなく、VCD(ビデオCD)です。VCDとは、簡単に言えば、容量が 小さいDVDのことです。たぶん細かいところでいろいろ違いがあると思い ますが。VCDはソフトがあれば、DVD-ROMの付いていない普通のパソコン でも再生できるし、一般のDVDプレーヤーでも見ることができます。中国 で買ったVCDソフトも日本のDVDプレーヤーで見ることができます。

ソフトが安いので日本に帰国する時にたくさん持って帰る人も多いのです が、その際に注意することは、中国から日本へVCDプレーヤーを持って きても、日本では見ることはできません。テレビが日本はNTSC方式で、 中国はPAL方式を採用しているからです。(両方使えるマルチ対応なら 大丈夫です)。中国で売っているVCDプレーヤーは、PAL方式のテレビ用に 作られています。逆に日本から中国にビデオデッキを持って行っても、 PAL方式に対応していなければ、見ることができません。

どうして中国ではビデオテープが普及しないか?  

当店のスタッフの話によると、中国でのビデオテープは、とっくに淘汰 されたそうです。 「あんなに大きくて重いもの。」と言っていました。まさか先進国の日本 で、いまだに主流だとは思ってないみたいです。 どうして中国でビデオテープ方式が失敗したかという原因は(全部勝手に 想像したものですが)、中国での音楽ソフトやビデオソフトを売る仕事は、 薄利多売のビジネスなので、たくさん仕入れができるように、コンパクト で運びやすく、コピーする時間も短くて、製造コストも安いから、VCDが 普及しているのではないでしょうか。ただ単に、VCDはコピーがすごく 簡単だからという理由かもしれません。

あと1つの理由は、中国のテレビ事情があります。まず中国の番組が つまらないので、みんなテレビを録画しないこと。もし音楽番組を録画 したいと思えば、ミュージックビデオを買ったほうが安あがりになります。 さらに中国の番組は大体すぐ再放送するので、見逃しても、また見ること ができるという理由もあります。

本当のところはどうか分かりませんが、 中国人にテレビを録画する習慣がないのは事実です。でもきっと中国人 は、DVDの方が便利なのに、どうして日本ではビデオテープ方式が普及 しているのか不思議に思っていることでしょう。

中国にもあるレンタルビデオ屋

非常にソフトが安いので欲しいと思えば、買ってしまってもいいのですが、 買うと部屋中がソフトだらけになるので、私はたいていレンタルビデオ屋 で借りて見ています。中国のレンタルビデオのシステムは、私がよく利用 する店は、最初50元払うと、100枚まで借りることができるシステムで、 1枚あたり0.5元(約7円)です。たとえば、ドラマを1セット借りると、 大体VCD15枚ぐらいになるので、7.5元(100円ぐらい)になります。

中国のレンタルビデオ屋のユニークな点は、最初に返す日を決めなくてよくて、 適当に見終わったら返せばいいということになっています。まさに中国 らしいシステムになっています。店から「これは人気があるから早く返す ように。」と言われることがありますが、ちょっと遅くなっても延長料金は 取られません。私が最近アメリカの「ザ・リング」を借りた時も人気が あるから1日で返すように言われました。日本のドラマや映画も中国の レンタルビデオ屋にはたくさん置いてあるので、私もよく借りて見ています。

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