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海南島の旅行(前半)中国事情コラム最終更新日:2017年4月4日
はじめに今年の日本のお正月に海南島に8日間ほど旅行に行って来ました。以前、東洋 のハワイ海南島という記事を見てから、ずっと行ってみたかったのですが、 今まで行く機会がなかったので、お正月休みに思い切って出かけてきました。 海南島について今回は海口→王京海→興隆→三亜というルートを取りました。海口は海南省 の省都なのですが、空港があったから行っただけで、あまり見ていません。 数年前、本に海南島は経済発展に失敗して遅れていて治安が悪く、泥棒や 売春婦がとても多いところだと書いてあったのですが、実際にはそれほどの ことはなかったです。 治安が悪いと言ったら、たぶんシンセンの方が悪い気 がします。広東省の治安が悪いのは、出稼ぎの人が多いからだと言われて いますが。遅れているといっても、チベットや新疆に比べれば、生活水準は だいぶ高いと思いました。タクシーの運転手の話では、このあたりの人の給料 は月600元ぐらい(=8000円)だそうです。 海南島は中国大陸と違い、空気と水がおいしかったです。あと海南島は長寿 で有名らしくいたるところに、元気に歩いている90歳ぐらいのおばあちゃんが いました。去年、宋美麗さんが106歳で亡くなったというニュースを見ました が『宋家の三姉妹』の宋家も海南島の出身だそうです。記念館のようなものが ありました。 お正月に行くと、日本人やアメリカ人などが多いのかと思っていたのですが、 意外に、1週間いても日本人は1人も見かけませんでした。海南島にいたのは、 ほとんどが中国大陸からの旅行者でしたが、白人もたまに見かけて、たずねてみるとロシアの東北から来たそうです。きっと避寒目的で来ているの でしょうが海南島では結構ロシア語を話している白人ツアー客が多かったです。 海南島は地図を見てみると、中国というかもうベトナムの隣にあります。島の人の顔は、漢族よりも、中国南部の少数民族やベトナム北部の人の顔立ち をしていて、言葉も中国の普通語がかなり訛っていてあまり聞き取れません でした。 一応、方言は福建省と同じく閔南系の言葉と聞きましたが、響きは まるでベトナム語のようです。ベトナム語は東アジアの言語の中では、地理的 にも近い広東語に似ています。私も勉強しましたが、発音が難しくて進歩して いません。上海語の響きは日本語に似ています。私もそう思うし、北方出身の中国人も 上海語の響きは日本語みたいだと言っていました。文法は全然違いますが。 そのせいかもしれませんが、上海は日本に留学する人が多いと言われて います。上海は気候も東京とほとんど同じなので。 避寒地で人気の海南島1月の海南島は最高気温30度ぐらいで夏の涼しい日ぐらいの気温でした。 海南島は、九州と同じぐらいの大きさだそうで、北と南では5度から10度 ぐらいの気温差があります。南の三亜は私が行った時は、海で泳げるぐらい の暖かさでした。ゴルフ場がいくつかあったようなのでゴルフをやる人に とってはよさそうです。東洋のハワイと言われるように、三亜の方には、青くて澄み切った綺麗な海 があります。私が行った中では、蜈支洲島の海が一番でした。 海は綺麗なの ですが、ちょっと残念なのは東南アジアに比べたら、南国ビーチの雰囲気が 少し足りない気がします。冬に行ったからかもしれませんが。中国で1番綺麗 なのは間違いなさそうなので、今後はだいぶ中国人観光客が増えてきそうです。 海ではダイビングもできて、現地の人が誘ってきます。私はダイビングの 中国語は知らないので危ないと思いやりませんでしたが、安い業者では45分 で60元ぐらいだそうです。前に太極拳をやったとき、まわりの中国人について いけず苦労した経験があったので。 最近は、多くの中国大陸出身者が避寒のために海南島でマンションを 買っているそうです。でもこれは海南島に限らず今中国では不動産ブームです。 三亜の海岸沿いにも、綺麗なマンションがたくさんできていました。でも 高そうで少なくても一戸2000万円ぐらいしそうな感じでしたが。 もし日本人が避寒用に安いアパートを買いたいという場合は、海は珍しく ないので、海の見えない場所で、中古のアパートを200万円ぐらいで買って さらに200万円ぐらいを使い綺麗に改装して、別荘のように使うのはどう でしょうか。 メールマガジンの登録・解除 |