五一労働節

中国では5月1日は労働節（メーデー）とよばれる連休になります。以前は2,3日の連休だったのですが、5年ぐらい前から、5月１日前後に1週間程度の 大型連休があるようになりました。5年ぐらい前に、中国では建国記念50周年のイベントがあり、1週間の連休にしたところ、かなりの経済効果があったので、それから年に3回の大型連休ができたと言われています。

中国の大型連休

今までの2,3日の連休の時は、普通の 土日と変わらなかったのですが、大型連休になったので5月の上旬は、 旧正月の大移動と同じく交通機関が大混雑するようになってしまい ました。中国の大型連休は小売業などの消費にもだいぶ貢献しているようです。 この時期は日本の連休とまったく時期が同じなので、日本から中国に 来る方は、移動が大変になります。日本人の場合、できればこの時期 の中国旅行は避けたいところです。 日本の連休でいつなら中国に来ても空いているかと言えば、たぶんお正月休みは混んでいるところは少ないと思います。お盆休みは学生の夏休みにあたってしまうので、また混んでいます。

　私の知人にも労働節に中国に来る人がいるのですが、チケットを やっと買えたそうで、日系の航空会社で成田-上海間が往復14万円 だったと言っていました。飛行機チケットは、中国国内でもこの時期 は通常料金よりも高くなってしまい上海-昆明間が往復5500元だそう です。私が去年9月に行った時は往復2200元ぐらいでした。 　

混雑する観光地

前にも書きましたが、最近は観光を趣味にする人が急激に増えていて いて、労働節に有名な観光地などに行くと泊まるホテルもなくなって しまいます。私は労働節ではないのですが、10月の国慶節の時、2回ほど 遠くへ旅行に行ったことがありますが、ちょうど行った場所が悪かった のか、ホテルの空き室がほとんどなくなってしまいました。

敦煌では夜9時頃着いて、10軒ぐらいのホテルを歩き、やっと見つけ ました。本当に汚い部屋で気持ち悪いので次の日チェックアウトしました。 雲南省の時は反対に一番高いホテルしか空室がなくて、あまりにも高いの で、2泊だけして他のホテルを探しました。

まだまだ発展中なのに、こんなに移動する人が多いと、将来飛行機の 席の予約も入らなくなってしまいそうです。 中国にいても仕事は休みで、どこかへ行くにも人が多くて大変な ので、私は労働節の時に過去2回ほどベトナムに行ったのですが、 蒸し暑いですがベトナムは連休ではないので、この時期を過ごす にはよいところです。ベトナムは意外に料理がおいしいところで、洋食もベトナム料理もおいしいです。言葉が通じないので、別の意味で移動が大変ですが。