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中国人のサービス精神中国事情コラム最終更新日:2017年4月3日
はじめに先日、火鍋を食べに行った時ビールを注文したのですが、栓抜きが ないので、近くの店員に「栓抜きで開けてくれませんか?」と頼んだ ところ「私は栓抜きを持ってないんです」と言って、行ってしまいま した。仕方ないので他の人を呼んで、開けてもらったのですが、持っ てきて開けてくれればいいのですが、いったいお店のサービスはどう なっているのかと思いました。他にも、中国では働いている最中みん なで、よくトランプをしていて、お店にお客が来てもなかなか出てきてくれないというようなことがあります。 最近は経済が発展してきたので、だんだんサービスも変わってきた のですが、中国人のサービスというのは、自分の受け持つ最低限の仕事 しかやらないといったような感じで、日本とは比べものになりません。 以前一年ぶりに日本に帰ってスーパーで買い物した時にはサービスが あまりによくて感激しました。(そこに行くまでたくさんのことに 感激したのですが) 中国のサービスが悪い理由大陸的なおおらかな国民性もあるとは思いますが、中国のお店のサービス が悪い理由を考えてみると まず、私たちは子供の頃からサービスのよい環境で育ちましたが、中国 の人たちは、本当のよいサービスを受けたことがないので、みんなサービス とはどんなものかわかっていないのだと思います。それに加え、長年の 社会主義のせいで、やる気がある人が減ってしまったことや、だらだら働く ような人が多くなってしまって、いまだにみんなで悪い影響を受けている いるのではないでしょうか? 次に、給料が安すぎることが関係あるかもしれません。私たちが中国に 行った時、よく利用する場所といったら、ホテル、レストラン、商店など だと思いますが、これらの業種の月給は大体500元(7500円)から800元 (1万円)ぐらいが普通で中国でもかなり給料が安い職業になります。 日本の物価で計算すると月給6万円をもらうぐらいだと思いますが、給料 が安すぎるので、やる気がなくなっているというのもあると思います。このような業種は競争が激しく、給料を高くすると利益がなくなってしまうの で、給料が安いのだと思いますが、そのせいで社員もすぐやめてしまい サービスの低下につながっています。私がよくお昼ご飯を食べる食堂でも 働いている人がいつも入れ替わっています。仕事を覚える前にやめている のでは、お店のサービスがよくならないのは当然です。 他にお店側は薄利多売すぎて、少量の買い物をしてもらってもありが たいとは思えないのではないかと思います。それに薄利でたくさん売ると、 1つの注文に時間をかけられないというのもあるかもしれません。例えば 私が生地を探す場合も、通常100m以上でないと、生地屋さんは真剣に探し てくれません。小口の客を相手にしない傾向は困りますが、薄利なので少量 では対応が悪くなってしまうというのは理解できます。 中国のなかでもよくない環境で働いている人たちを、日本の比較的恵まれた環境の人と同じようには比べることができないのかもしれません。サービス が悪いというのは、よくないことだとは思いますが。(^v^) メールマガジンの登録・解除 |