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チャイナドレスのコラムチャイナドレス業界について最終更新日:2013年12月13日
下の記事は2012年5月12日にブログで書いた記事を整理して掲載しております。 チャイナドレス業界について現在チャイナドレスを販売しているお店は、ネット販売を除くと、たぶん20店もありません。私の知っている限りでは、10店ぐらいしかありません。10年前は横浜中華街だけでも10店ぐらい日本全国では少なくても100店ぐらいはあったのですが、現在5分の1から最大10分の1に減ってしまいました。ユニクロやヤマダ電機がシェアを拡大して1強になったことと違い業界全部が萎んだという状態です。 これは1000円や2000円ぐらいで販売しているコスプレのチャイナドレスのお店は含めていません。コスプレのお店は、他にもたくさん商品がおいてあるので。またコスプレのお店ではそれほどチャイナドレスは売れていないと思います。
残っているお店も、今後生き残るためには独自の仕入れ先とオリジナル商品の確保をしなければ、1,2年後はやっていけないと思います。例えば、ネット販売で2000円で売っているものと同じものを扱ってやっていけるはずはありません。
この業界の残念なところとしては、チャイナドレスという名前のインパクトが強すぎて、チャイナドレスという名前が付くと、みんな同じような商品と思われてしまうところです。もちろん他のジャンルの服と同じで、同じチャイナドレスでも、商品はピンからキリまであります。 高額なチャイナドレスは? 一定の金額を超えないといい商品ではないと思いますが、だからと言って、高額なものが良い商品かと言えば、それは分からないので商品を判断するのはなかなか難しいです。 これはこのように考えます。
2010年頃に日本から撤退された上海灘などは、いい商品だと思いますが、既製品が1着8万円ぐらいするのはさすがに高すぎだと私は思っていました。各ジャンルのお店は必要なので高級志向のお店が撤退されてしまったのは残念ですが。 ネットの口コミは信じられるか?ちなみに私はぱっと写真を見ただけで、一瞬にして商品の良しあしが分かります。また実物も、着用しているものを遠くから見ただけでいい商品かどうか分かります。いつからこれが分かるようになったかと言えば、忘れてしまいましたが仕事を始めて1年後には完全に分かるようになりました。 少し話がずれてしまいますが、ちょっと前にステマ問題がありましたが、チャイナドレスもステマをやっているお店が多いのではないかと思ったこともあります。(楽天やオークションなど)、それは写真を見て、明らかに質が悪かったり、偽物なのに口コミで評価が高かったりするので。 一般の方は、例えばファッションに疎い中国人に日本のディスカントストアーで買ってきた2000円の浴衣と、デパートで買った3万円の浴衣の区別が付かないように、一生に何回も見るものでないので、普通の日本人には、良しあしはなかなか分からないのではないかと思います。
ただ日本人でもチャイナドレスを毎日見る環境にいると商品の違いがすぐ分かるようになります。例えば、中華料理屋で働いている方、中華街で働いている方、中国楽器の演奏者などは、商品の良さが分かるので、非常にこだわりがあるようです。 ただ残念なことに、そのような方が買いたいと思えるお店が、現在日本にほとんどありません。
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